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平成18年6月19日(月)読売新聞朝刊くろーずあっぷに「知的障害者支援のチャリティーコンサートを開く歯科医 坂本貴史さん」と題して掲載されました。

平成18年6月19日(月)読売新聞朝刊くろーずあっぷに「知的障害者支援のチャリティーコンサートを開く歯科医 坂本貴史さん(56)」と題して掲載されました。下記が掲載された新聞記事内容です。

待合室で「プロの音色」

平塚駅の繁華街にある坂本歯科医院。消毒液のにおいのする小さな待合室で、今月11日、プロの音楽家を招いたコンサートが開かれた。
「ホルンの音色を楽しむひととき」と題する音楽界。読売日本交響楽団ホルン奏者の山岸博さん、久永重明さん、野瀬徹さんの3人が、モーツァルトなど3曲を演奏した。
観客は坂本さんの友人ら約30人。演奏の後はワインパーティーを楽しんだ。狭い空間でも、そこは音楽好き同士。プロの生演奏の後では話もはずむ。

待合室での音楽会が始まったのは8年前。今回のコンサートで9回を数える。会費は1人8000円。利益は知的障害者の施設や団体に寄付される。
これまでの寄付金総額は約90万円。演奏者は毎回異なるが、チャリティーの趣旨をくんで、無料で出演してくれている。
歯科医になった1977年、先に歯科医になっていた姉の高橋聡子さん(62)に、市内の知的障害者施設「進和学園」に連れて行かれた。「入所者が治療の意味をわからず、暴れたり、パニックになるのを見てショックを受けた」という。

その後、障害者のための歯科治療を学んだ。進和学園が86年、別の福祉施設を建設した際には、施設の中に歯科治療のできる場所を作ってもらい、治療台一式をプレゼントした。以来、休診日の木曜には施設に往診している。
クラシック音楽との出合いは、大学4年生の時のヨーロッパ旅行だった。イタリア・ローマでオペラ「アイーダ」を観て胸を打たれた。それ以来、大の趣味になり、国内ほか、ヨーロッパにも鑑賞旅行に出かけている。
チャリティーコンサートのきっかけは、武蔵工業大学教授(都市文化論)で、日本ホルン協会役員の山西龍郎さん(59)との出会いからだ。患者として訪れた山西さんに、「知的障害者のための演奏会をやりたい。演奏家を紹介してもらえるだろうか」と相談したところ、快く引き受けてもらった。

演奏会の後は、パーティーのほか、山西さんのクラシック音楽についての講演も恒例になっている。参加者には「面白い」と評判だ。「山西さんがいないと、コンサートはできなかった。感謝しています」
次は記念すべき10回目。それでも会場は「治療室の隣」だ。

 

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