わたしどもは歯の治療だけをするのではなく、患者様のからだ全体をトータル的に見て治療を行っています!!

ホームへ

医院案内 診療案内 スタッフ Q&A

矯正歯科

      Dental Office

心療歯科のホームページへ メールマガジン購読申し込み 衛生士レポートへ 掲示板へ 特集へ

特集コーナー

医療に関するミニ知識 NO-5 NO-4 NO-3 NO-2 NO-1
全身の病気とお口の中の病気の深いかかわり




電子カルテ低価格で

IT(情報技術)ベンチャー(VB)が電子カルテ市場に相次ぎ参入している。電子カルテにクラウド技術を活用し機能も盛り込んで低価格で提供する。費用の問題で二の足を踏んでいた中小クリニックへの導入を目指す。医療と介護の現場で情報を共有できるカルテもお目見えした。大手と違うサービスでVBの存在感を高めている。

「初期設定が300万円以上、毎月の運営費用もかかる。想像以上に高い金額だった」。東京都世田谷区の精神科「はしもとクリニック経堂」の橋本圭司院長は2月の開院時に電子カルテを検討した。

複数の大手IT企業から取得した見積書にあぜんとした。そこで目をつけたのがクリニカル・プラットフォーム(東京世田谷)のクラウド型電子カルテ「クラプラ」だ。患者が100人までなら初期費用も月額利用料も無料。100人を超えても月額9800円。

鐘江康一郎社長は「クリニックが電子カルテの導入をためらう理由の大半はコスト高の問題」と説明する。大病院の使用を想定した大手IT企業の電子カルテは機能が多すぎて「中小クリニックでは9割の機能が使われない。過剰な機能は価格に跳ね返り、中小は導入をためらう。

電子カルテのレイアウトを自由に変更する機能など不要な機能を省くことでコストを抑えた。超高齢化社会では医師と鍼灸(しんきゅう)師や介護師など保険医療の外の専門家が連携した包括ケアが重要になる

クラウド型電子カルテの特徴はデータを関係者が共有しやすいこと。IMSS(東京・千代田区、渋谷信雄社長)のクラウド型電子カルテ「みんなのカルテ」は患者の承認があれば、医療や介護に携わる様々な職種でカルテを共有できる。

みんなのカルテを活用する鍼灸院「とうめいAtsugiはりきゅうマッサージ」(神奈川県厚木市)は患者ごとにカルテを作成する。異変を見つければ系列クリニックでの受診を勧め、カルテを渡す。長谷川尚哉施設長は「連携でサービスを提供できる」と語る。介護施設で入居者に溽瘡(じょくそう)が発生した場合、医師と介護師が溽瘡の写真をクラウドで共有し日々の経過を観察できる。

日本経済新聞(2016年8月1日)

特集へ戻ります

 




ヒールオゾン(オゾン治療)

■ ヒールオゾン(オゾン治療)は、オゾンによる虫歯の治療法です!

ヒールオゾン(オゾン治療)とは、オゾンによって虫歯菌を殺菌し、再石灰化を促進することで虫歯を治療するという治療法です。

ヒールオゾン装置は、全世界中で約3000台販売されています。(2006年現在のデータです)
■ ヒールオゾン(オゾン治療)のメリット

・歯を削る量が少なくてすむ。
・歯の神経(歯髄)を残せる可能性が増える。
・副作用は現時点で報告されていない。
・歯を削る量が少ないので、痛みが出る可能性が低くなる。
・薬剤を使用せず、完全な真空状態にならないとオゾンが発生しない構造になっているので安全性が高い。
・根管治療時の根管内の殺菌や、虫歯予防にも使用することが出来る。
・操作が簡便で、治療時間が短縮できる。

■ ヒールオゾン(オゾン治療)のデメリット

・まだ新しい方法のため、行っている歯科医院が少ない。
・まだ新しい方法のため、実績が不十分。
・適応には限界がある。(進行した虫歯の場合には、従来どおり歯髄を取る必要がある)
・保険が利かない。

■ ヒールオゾン(オゾン治療)についてちょっと一言

ヒールオゾンは、最近ではテレビで紹介されたりと何かと話題になっていますが、最大の欠点は、まだどの程度虫歯治療に効果があるのか、はっきりとは分かっていないということです。

そのため、現在日本でヒールオゾンを使用している歯科医院はごく少数です。
(正確な数は分かりませんが、2006年6月現在でおそらく100件程度?)

ヒールオゾンには、操作が簡便で治療時間を短縮できるというメリットもあるので、その効果が立証され薬事承認がおりれば、今後日本でも普及していく可能性はあります。

また、ヒールオゾンの開発元の「Kavo」というメーカーは歯科器材業界では有名な企業で、これまでも良質な器材を多数販売している実績のあるメーカーです。

■ 虫歯

TOP:虫歯(むし歯)TOP |

虫歯の基礎知識:虫歯の基礎知識TOP |

虫歯の治療法

| 虫歯の治療法TOP |
| 虫歯の治療費 |
| プラークコントロール |
| フッ素 |
| シーラント |
| インレー(詰め物) |
| クラウン(被せ物、差し歯) |
| 支台築造(歯の土台・コア) |
| 根管治療-歯の神経・根の治療 |
| 3Mix-MP法 |
| ヒールオゾン(オゾン治療) |
| 抜歯(進行した虫歯) |
| 子供(乳歯)の虫歯 |

虫歯の予防法:虫歯の予防法TOP |
歯科相談室:ヒールオゾン(オゾン治療)に関する歯科相談 |

ヒールオゾン(オゾン治療)
http://www.ha-channel-88.com/musiba/heal-ozone.html

特集へ戻ります

 




歯周病と糖尿病(サンスター)

世界中で急激に増加している糖尿病。2011年時点で世界の人口約70億人中、糖尿病と推定される人は約3億6600万人と言われています(国際糖尿病連合調べ)。近年、歯周病と糖尿病とがお互いに関係することが明らかになってきました。

糖尿病とは

糖尿病とは、食べたものから分解された糖分が、体内に吸収されにくくなり、血液中に糖分が溜まってしまう状態(高血糖)が続く病気です。このような高血糖状態が続くと、心臓病、腎臓病、脳卒中、失明などの合併症を引き起こしてしまいます。実は、歯周病が糖尿病と深く関連する病気であるということがわかり、歯周病は「糖尿病の合併症」と言われるようになりました。

また、合併症を引き起こすと生活の質(QOL)が衰え、大変つらい生活を過ごす結果にもつながりかねませんので、診断結果や症状のサインを見逃さないようにしてください。

糖尿病から歯周病への影響

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなるといわれています。細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高まると言われています。

また、高血糖状態でハグキの血管が傷んでしまうことで、歯周病が進行しやすくなります。

歯周病から糖尿病への影響

歯周病により、ハグキの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性があります。特に2型糖尿病の方に関しては、歯周病の歯周治療を行うことで、インスリン抵抗性が改善することなどが報告されており、糖尿病の血清コントロールに歯周治療が重要であることが、認識されてきています。

「糖尿病と歯周病」に関するサンスターグループの取組み

サンスターでは「歯周病と糖尿病」に関する研究や活動に取り組んでいます。

歯周病と糖尿病のかかわりについては1960年代から一部の歯科医師が指摘しており、サンスターも注目し始めていましたが、大きく動き出したのは、1990年代になって科学的なデータが整い始めてからです。

1997年に、サンスターは世界でもいち早く、「歯周病と健康とのかかわり」についての国際シンポジウムをアメリカ・ノースカロライナ州で開催し、歯周病と糖尿病についても取り上げました。その後、2009年からは、ハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センターと連携して、糖尿病と歯周病、糖尿病と栄養に関する活動を始めています。

SUNSTAT
http://jp.sunstar.com/useful/diabetes/

特集へ戻ります

 




毎日の歯磨きから得られるデータがつくる「歯周病が無くなる未来」

15gたらず機器を歯ブラシに装着すれば、歯磨きに関するデータが可視化される…。オーラルケアブランドG・U・Mを有するサンスターが発売したデヴァイスには、ヘルスケアの未来につながる戦略があった。

毎日の睡眠、1日3回の食事。それらと同じように自らのカラダと向き合う機会がある。歯磨きだ。栄養を摂取し、人とのコミュニケーションも担う「お口」をケアすることは、カラダ全体のことを考える機会でもある。現に日本人成人の8割が罹患しているといわれる歯周病は、全身疾患との相互関係が指摘されている。

G・U・Mブランドで知られるサンスターが4月18日に発売したのは、歯磨きという行為をデジタルヘルスケアの領域に持ち込むデヴァイスG・U・M PLAY(ガム プレイ)。この小さな機器をいつもの歯ブラシに取り付けることで、加速度センサーによりブラッシングに関するさまざまなデータを収集できる。さらにはスマートフォンと連動したゲーミフィケーションにより、歯磨きという行為がより楽しくなる仕組みも実装されている。

カラダ全体のヘルスケアを考えたときに、歯磨きという領域で何ができるのか。そんな思考の結果が今回のG・U・M PLAYだと、今回の開発を手がけたサンスターの松富信治は言う。歯周病を減らすための啓発活動が長らく実施されてきたオーラルケア業界では、ユーザーの歯周病に対する意識を向上させることが、大きな課題だった。

歯ブラシは1カ月に1回交換しなければ、汚れを除去する能力が落ちてしまうが、現在日本人が1年間で消費する歯ブラシの本数は平均すると2.6本にしかならない。そんな現状を変えるべく、ユーザーとの新しいコミュニケーションを模索するなかで今回のプロダクトが生まれたのだという。

例えば、理想的といわれる歯磨きの時間は3分以上。ただ、この時間を歯磨きだけに集中して過ごすのは、なかなか難しい。それは嫌々歯磨きをすることが多い幼児であればなおさらだ。G・U・M PLAYを使えば、自分の歯磨きと連動するかたちで、ニュースを読んだり、楽器を演奏したり、ゲームをすることができる。スマホゲームに慣れ親しんだ子どもであれば、歯磨きを楽しみで仕方なくなるというわけだ(ゲームのやり過ぎ、つまり歯の磨き過ぎを防止する仕組みも実装されている)。

またこれまで、ユーザーレヴェルではデジタル化が進んでこなかったオーラルケアのR&Dにおいて、ブラッシングに関するデータ(例えば磨いた時間や、磨き残しの有無など)を入手できることは、大きな前進といえる。これまで、アンケートでしか確認できなかったユーザーの歯磨きに関するファクトが明らかになるからだ。

実際にプロジェクトを公表してから、多くの歯科医師からデータの活用についてサンスターに問い合わせがあった。歯医者で、G・U・M PLAYの記録したデータを提示するといった、医師と患者の新しいコミュニケーションツールとしての活用もサンスターの視野にはあるという。

松富によれば、これらのデータを活用・研究して、カラダ全体の健康と歯の関係をより前進させる試みが進行中だという。例えば、磨き残しの解析によって、虫歯になる前にその可能性を知らせる予防医学の観点からの活用も可能なのだ。

ヘルスケアという分野でR&Dを行うことを考えれば、データをどのように取得するかが、鍵になる。今回のプロジェクトが、従来の歯ブラシに装着するユーザーへの敷居が低いアドオン型であること、そして海外での活躍も多いクリエィティヴラボ・PARTYに世界への進出を前提としたブランディングイメージが託されていることを考えればサンスターがG・U・M PLAYに込めた意気込みが、おのずとわかる。「歯磨き」というデジタルヘルスケアのフィールドでも、ウェアラブル活動計でNike+FuelBandやFitbitが繰り広げているようなデータ争奪戦が始まろうとしているのかもしれない。

これまでのデジタルヘルスケア領域では比較的未開拓だった分野「歯磨き」。オーラルケアに50年以上取り組んできたサンスターによるプロジェクトは、「病気にならないカラダ」が当たり前になる未来への嚆矢となりそうだ。

WIRED
http://wired.jp/

特集へ戻ります

 




ヒトの鼻腔機能はチンパンジーより劣ることを解明

京都大学は2016年3月25日、ヒトはチンパンジーなどに比べて、鼻腔における吸気の温度や湿度を調整する能力が劣っていることを明らかにしたと発表した。同大学霊長類研究所の西村剛准教授らの研究グループと、北陸先端科学技術大学院大学の松澤照男教授らとの共同研究によるもので、成果は同月24日、米科学誌「PLoS Computational Biology」に公開された。

いわゆる原人と呼ばれるホモ属人類は、280万年から230万年前頃にアフリカで現れた。他の人類はチンパンジーのような顔つきだったが、原人は私たちのような平らな顔で、突き出した鼻も持っていた。鼻腔や鼻は、吸った外気の温度や湿度を調整する重要な機能を果たしている。原人の鼻や鼻腔は、外気の温度や湿度をしっかり調整できていたのだろうか。

今回、医・工・生物学融合研究グループは、ヒト(原人のモデル)と、チンパンジーとマカクザル(それ以前の猿人たちのモデル)の鼻腔における温度と湿度の調整能力を、鼻腔のデジタル3次元形状モデルを用いたコンピュータ数値流体力学(CFD)シミュレーションによって評価した。

まず、霊長類研究所でチンパンジーやマカクザルをコンピュータ断層画像法(CT)で撮像し、鼻腔のデジタルモデルを作成。それを元に、北陸先端科学技術大学院大学と共同で、CFDシミュレーションによる評価を重ねた。チンパンジーのシミュレーションは世界初だという。

その結果、ヒトは、チンパンジーやマカクザルに比べると、温度、湿度ともに調整機能がかなり劣っていることが分かった。また、特有の突き出した鼻は、それにはほとんど役に立っていなかった。

現代人の鼻の形状は、人種によってさまざまであり、それは住んでいる気候環境に適応した結果といわれている。そのため、これまで原人で突き出した鼻ができたのには何らかの機能的利点があると考えられてきたが、原人はそれ以前の人類と比べて、鼻腔の温度・湿度調整能力という点では劣化したと考えられる。

それでも生き残れたのは、平たい顔と同時にできた長い咽頭でさらなる調整が可能だったからかもしれない。長い咽頭はその後の音声言語の成立に大きく寄与するが、もともとの適応的意義は、この鼻腔機能の劣化の補償だった可能性もある。このような鼻腔と咽頭形態の相補的な進化によって、原人は、気候変動が激しい更新世を生き残り、さらに気候が厳しいユーラシア大陸へと進出することができたと考えられる。

この研究を通じて、ヒトとヒト以外の霊長類の鼻腔の気流や温度・湿度調整能力を比較評価する手法が確立された。ただし、シミュレーションモデル自体はヒト用のものを援用しており、今後、サル類でのより正確な性能評価をするには、サル類用のシミュレーションモデルを確立する必要がある。

それが確立できれば、今後、サル類の顔面や鼻腔形態の差異が、どのような機能的差異を生み、どのような環境適応を遂げた結果なのか、という進化プロセスを実証的に解明することができるとしている。

MONOist
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/14/news013.html

特集へ戻ります

 




歯周病と糖尿病

世界中で急激に増加している糖尿病。2011年時点で世界の人口約70億人中、糖尿病と推定される人は約3億6600万人と言われています(国際糖尿病連合調べ)。近年、歯周病と糖尿病とがお互いに関係することが明らかになってきました。

糖尿病とは

糖尿病とは、食べたものから分解された糖分が、体内に吸収されにくくなり、血液中に糖分が溜まってしまう状態(高血糖)が続く病気です。このような高血糖状態が続くと、心臓病、腎臓病、脳卒中、失明などの合併症を引き起こしてしまいます。実は、歯周病が糖尿病と深く関連する病気であるということがわかり、歯周病は「糖尿病の合併症」と言われるようになりました。

また、合併症を引き起こすと生活の質(QOL)が衰え、大変つらい生活を過ごす結果にもつながりかねませんので、診断結果や症状のサインを見逃さないようにしてください。

糖尿病から歯周病への影響

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなるといわれています。細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高まると言われています。

また、高血糖状態でハグキの血管が傷んでしまうことで、歯周病が進行しやすくなります。

歯周病から糖尿病への影響

歯周病により、ハグキの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性があります。特に2型糖尿病の方に関しては、歯周病の歯周治療を行うことで、インスリン抵抗性が改善することなどが報告されており、糖尿病の血清コントロールに歯周治療が重要であることが、認識されてきています。

「糖尿病と歯周病」に関するサンスターグループの取組み
http://jp.sunstar.com/useful/diabetes/

特集へ戻ります

 




歯周病で早産のリスクが約7倍に! 妊娠する前に知っておきたいこと

妊娠を境に、女性の身体にはさまざまな変化・痛みが生じるもの。中には「事前に知っておけば良かった」ということもあるだろう。歯科医師の倉治ななえ先生に、妊娠前に知っておきたいことをうかがったところ、第一声が「歯周病は早産等のリスクになる」とのことだった。そこで、妊娠と歯周病にはどんな関係があるのか、倉治先生にうかがった。

血液に流れて子宮・胎児に影響

「歯周病が早産などのリスクになることは、母子健康手帳内の全国共通となる省令様式で明記されています。これは2012年に追加された文言ですが、学会の中では以前から指摘されていたことでした」と倉治先生は言う。

歯周病が早産や低体重児出産を引き起こすメカニズムを簡単に説明すると、妊婦が歯周病になると歯周組織の破壊が通常よりも速いスピードで進行する。すると、歯周病菌がもたらすサイトカインなどの炎症関連物質が過剰に生成され、血管の中に入り込み、血液とともに運ばれる。この炎症関連物質は子宮を収縮させるホルモンに酷似していることから、早産等を引き起こす原因になるという。

実際、妊婦の飲酒によって早産のリスクは約3倍になるとされているが、歯を支えている歯槽骨まで破壊される歯周炎を患っていると、早産のリスクは約7倍にもなるとされている。

加えて、妊娠は歯周病が悪化しやすい環境でもある。妊娠中は「女性ホルモン」と称されるエストロゲンやプロゲステロンなどが高まるが、このエストロゲンは歯周病菌の栄養となって増殖する。また、ホルモンバランスが崩れると唾液の分泌量が減ってしまい、妊婦はドライマウスになりやすい。

唾液には食べカスを洗い流すほか、唾液中に含まれる抗菌物質で歯周病菌など細菌の増殖を予防する働きがあるため、十分に唾液が分泌されない状況では、歯周病菌の増殖をうながしてしまうことにもなる。

歯周病対策で今からできる3つのこと

実際、妊娠してからも歯科医師に相談しながらむし歯や歯周病治療をすることはできるが、理想的なことは妊娠前にむし歯や歯周病を治すこと。自分でできる対策として、倉治先生は「適切な歯磨きをすること」「フロスを使用すること」「キシリトールをかむこと」を推奨している。

「適切な歯磨きをすること」とは、フッ素入りの歯磨き剤を15歳以上なら歯ブラシの上に2cm程度使用し、ブラッシングをすること。なるべくフッ素を口腔内に残すためにもすすぎは1回だけにとどめたい。また、歯磨き剤は歯のエナメル質を守るために、低研磨性のものを選ぶことも大切になる。歯ブラシだけでは落とせない汚れは、「フロスを使用すること」で歯と歯と隙間までしっかりフロッシングをするようにしよう。

これらより、もっと気軽にできる対策が「キシリトールをかむこと」だ。キシリトールはむし歯の元となる「酸」を作らない甘味料であり、さらに歯周病菌やむし歯菌の塊である歯垢(プラーク)の生成を阻害し、キシリトール自身の爽やかな甘味が唾液の分泌を促してくれる。

キシリトールには目安となる摂取量あり、1日「1g・5分・5回」が推奨されている。この"キシリトール習慣"を身につけていれば、3カ月で効果がではじめ、2年でむし歯の悪玉菌であるミュータンス菌がなくなると倉治先生は言う。

妊娠中はさまざまな問題が生じるもの。事前にできる対策を日々心がけておくことが大切になるだろう。

マイナビニュースより
http://news.mynavi.jp/articles/2016/03/07/tooth/

特集へ戻ります

 




「東洋医学」あり?なし?~生命の源からみえてくる答えとは

あなたなら風邪をひいたり、体調が悪くなるとまず何をすることを思い浮かべますか?
1.市販の薬を買って飲む
2.医者に診てもらい処方される薬を飲む
3.家で何もせず静養する。良くならなかったら1か2を選ぶ大体がこの3つの選択肢ではないでしょうか。

でも自分の体に不調を感じた時、あなたの頭のなかは勝手に「ここが痛い、悪いからここを治すために診てもらおう(薬をのもう)」という発想に頭がなりますよね?

つまり勝手に自分で「ここが悪い=ここが原因の元だからそこを治せば良い」と思っているんです。しかもたちの悪いことに、病院に行くと「あなたがご指摘の悪いと思っているところを治す(厳密には痛みや症状を和らげる)薬を出します」と薬局で処方してもらうことができてしまいます。

それを子供の時から繰り返していくうちにどこかが悪くなると、病院にかかると(あるいは薬を飲むと)治ると思い込むようになってしまっているんですね。

実際、症状が緩和されるので治った気になります。しかし、これはよく一般的に言われる『対処療法』ですので、体の本質的な部分は治せておらず弱い体のままで維持され、結局、またどこか悪くなるといういつまで経っても真の健康体にはならないことに気がついている人は少ないのではないでしょうか。

人間の体の神秘性は西洋医学では全くもって未だに解明されていません。つまりウィルス性の病気や内臓疾患、ケガや骨折などの外傷まで全て治すのは自己治癒のみで、薬が治しているのではなく、あくまで自分自身の力でしか人間の体は治せないのが現状なのです。

気力体力のなくなった自己治癒力のない人がいくら高い薬飲んでも効きませんし、場合によっては死んでしまいます。結局は自分自身の潜在的な回復力(治癒力)に頼らざるをえないということを知る必要があります。

そうすると自分の体を治すという真の意味(4つ目の選択肢)が自ずと見えてくるのではないでしょうか。

昔から存在する東洋医学は人間の体の本質を捉えている

“人間は自然のなかで生命が宿っている生き物であり、自然界全てのものの中の一つにすぎない。従って人体の内部(器官・内蔵)も全てが自然とともに宿っている”

という原理原則があるんです。

ですので、臓器それぞれ役割が違えど、全て自然のもの(生命)として繋がっているので、どこか体の一部に支障が出ても人の体を全体でみます。

その「人の体をひとつ」として見た時に自然の生命を維持するために必要なのが、「気」「血」「水(リンパなどの体内分泌物)」で、この3つが自然の調和とあって正しく循環していれば正常な生命活動ができている=健康と考えるのです。

どこかの内臓が弱った場合も、西洋医学ならその内蔵だけを徹底的に検査して異常を探しますが、東洋医学なら体全体で捉え、その循環を正常に促すためのツボ、経絡に鍼灸を通して元の自然と調和のとれた健康な体に戻すのです。また、時に漢方薬を使ってその自然治癒力効果の促進を図るわけです。

人は自然が大好きです。これは人は自然の中に生命が宿っている東洋医学の考えに他ならないので、自然に反することをすれば自然破壊=自然生命活動の異常、つまり『病気』になるのは当然なんですね。

現代人は人間が自然と共に生命が宿っている存在であることを完璧に忘れている

残念ながら現代人は自然界にはない物(加工食品、添加物、自然に育っていない畜産物、GMO食品、加工ジュース等)ばかりを飲食し、体中に毎日電磁波を浴び、自然ではあり得ない過度なストレスを感じ、体に異変を感じると自然界にはない化学合成物質の薬を飲むという自然界に反する行為ばかりをしています。

その結果が、がんをはじめとする現代病なのです。

元々『生命』は病になる為に自然界に宿っているわけではないので、人も自然との調和を図ることで生命力が増し、病気になること無く維持されるということなんですね。

繰り返しますが、自分の体を治せるのは自然治癒力のみです。東洋医学は人間の体は自然との調和を促し生命力(自然治癒力)を増す医療法であるという本質を理解すれば自ずとその重要性と合理性に気がつくはずです。

しかし、実態は・・・。不自然な食物の大量生産⇒大量消費⇒病人大量生産⇒医療品大量生産⇒大量病死 サイクルが今の世の中です。なぜ今の世の中はそうなっているのか、そこから何が見えてくるか、本気で考える必要がありそうです。

東洋医学の原理原則で人の体を本当に理解すれば、きっとこのほとんどの問題が解決されるでしょう。

新発見。BLOG
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/432918051.htmll

特集へ戻ります

 




SAS - 睡眠時無呼吸症候群 -

睡眠中に断続的に呼吸が止まることにより、日中強い眠気を感じたり、疲労感や集中力、記憶力の低下などの症状を引き起こします。睡眠中、筋肉の緊張が低下して、舌や軟口蓋がノドに落ち込み、気道が狭くなったりふさがったりすることがあります。

そのことにより、10秒以上の呼吸停止があった場合を無呼吸と呼びます。無呼吸が続くと体内の酸素不足を招き、循環器系や呼吸器系に様々な影響が生じます。その状態を治癒せずに放っておくと高血圧、不整脈、心筋梗塞などの障害が出てくると考えられています。

SASによく見られる症状は?

・大きなイビキをかく
・睡眠中に呼吸が止まる
・寝つきがよい
・長時間(成人で8時間以上)眠っても熟睡感が得られない
・集中力が低下する
・夜間の多尿、多動
・日中の眠気
・寝起き時の頭痛

SASになりやすい人は?

7〜8割は肥満の人で、下顎が小さかったり首が太く短い人によくみられます。一般的に中高年の男性に多く見られます。

SASの自己診断テストをしてみましょう

1.座って読書をしている時・・・
2.テレビを見ている時・・・
3.会議などの場所で座って何もしない時・・・
4.1時間以上続けて車に乗せてもらっている時・・・
5.午後に横になって休息する時・・・
6.座って誰かと話している時・・・
7.昼食後静かに座っている時・・・
8.運転中に渋滞などで数分間止まっている時・・・

こんな時に

0: 居眠りすることは絶対ない
1: ときどき居眠りすることがある
2: 居眠りすることがよくある
3: だいたいいつも居眠りしてしまう

合計11点以上の人は病的な眠気があると考えられ、その原因の1つとしてSASの可能性がある。ただし10点以下でも、家族から睡眠中の呼吸停止やイビキを指摘されたり、日中強い眠気を感じたことがある人はSASの可能性がある。

(Johns MW:A new method for measuring daytimes sleepiness
Epcoorch sleepiness.Sleep.14;6:540-545,1991より引用)

SASの歯科における治療法は?

終夜睡眠ポリグラフィーという検査ができる医療機関でSASと診断され、その症状が軽度〜中等度(1時間あたりの無呼吸、低呼吸が20回未満)である場合に、その医療機関からの依頼で、歯科において口腔内装置(イビキ防止装置)を作製します。口腔内装置を就寝時に装着することで睡眠時の無呼吸を軽減できます。

口腔内装置とは?

睡眠時に上下顎に装置を装着することによって舌がノドの方に落ち込むことを防止できます。 これには上下顎を固定するタイプとある程度の動き(口の開閉)ができるタイプがあります。

熊本県歯科医師会ホーム > 歯の豆知識 より
http://www.kuma8020.com/column/sas.html

特集へ戻ります

 




再生医療/iPS細胞による歯の治療

iPS細胞から歯原性細胞への分化誘導

iPS細胞から神経堤細胞へ分化誘導法を確立した。さらに、歯原性上皮からの因子で象牙芽細胞に誘導できる。

歯の表面はエナメル質でその内側は象牙質で作られています。エナメル質はエナメル芽細胞によって、象牙質は象牙芽細胞で作られるます。

近年の研究では、iPS 細胞から象牙芽細胞の特性をもった細胞に分化誘導する技術が開発されました。象牙芽細胞の祖先は外胚葉に由来する神経堤細胞であり,この細胞は歯胚の上皮細胞(エナメル質を作るもとの細胞)とふれあうことで歯胚の間葉細胞(歯を作る結合組織側の細胞)になり,その後象牙芽細胞となることが知られています。

最新の研究では、iPS細胞を神経堤細胞に分化させ,その後、この神経堤細胞を歯胚上皮細胞と組み合わせて共培養することや、歯胚上皮細胞の培養上清を培地に加えたりすることでこの細胞が象牙芽細胞を含む歯原性間葉へと分化すること、また誘導した神経堤細胞の中からより象牙芽細胞へ分化する能力が強い細胞を見いだして,効率的にiPS細胞から象牙芽細胞へ分化誘導する方法を確立されています。

再生医療とiPS細胞の医療情報/ニュースサイト「エヌオピ」
http://n-opi.com/tooth/

特集へ戻ります

 




ご存知ですか?歯髄のパワー

近年、再生医療は目覚ましい発展をつづけています。

歯髄の細胞は、その源となる実力を秘めています。身体の組織から組織幹細胞(さまざまな細胞に育つ能力を有する細胞)を取り出し、この幹細胞から必要な組織を作り、機能不全に陥っている器官に移植して機能を再生する医療が可能になってきました。歯髄にはその幹細胞が存在しています。

そこで、将来の再生医療のために元気のいい若いうちの細胞として、乳歯(永久歯も含む)の歯髄に着目しました。

抜いた歯は捨ててしまうことが多く、また、そのまま保存しておいても歯髄の細胞は死んでしまいます。しかし、私どものバンクにお送りいただければ、その細胞は半永久的に液体窒素の中で保存できて、将来ご自身の細胞を再生医療に使うことができます。

歯髄とは
一般に「歯の神経」と言われている 歯の内部にある組織です。酸素や栄養を運ぶ血管と痛みを感じる神経が通っているだけでなく、幹細胞(組織を作る「もと」となる細胞)が含まれています。

期待される歯髄幹細胞を用いた再生治療

歯髄の幹細胞は、神経、肝臓、膵臓、脂肪の細胞に育てられることが知られており、さらに研究がすすめば、肝硬変や糖尿病の治療もできるようになってくるでしょう。さらに、心臓、腎臓、皮膚、眼、骨などの再生へと可能が広がります。

歯科疾患⇒歯周病、虫歯、骨欠損
神経疾患⇒脊髄損傷、脳梗塞
筋疾患⇒心筋梗塞、筋ジストロフィー
臓器疾患⇒糖尿病、肝硬変、肝線維症
その他⇒角膜欠損、毛包欠損、下肢虚血

日本歯科大学+セントラルクリニック
歯髄細胞バンク

特集へ戻ります

 




「早い!削らない!痛くない!2010歯科治療 最前線」

痛くない治療法から予防法まで最新歯科治療の数々をご紹介します。

◇今日の先生◇
東京医科歯科大学 和泉雄一先生

歯周病治療のプロフェッショナル。外来患者の治療を行いながら、数々の臨床研究を行っている日本でトップクラスの技術と知識の持ち主。

◇最新治療1 カリソルブ◇
虫歯の部分(象牙質)にだけ反応して溶かす薬。
【治療工程】
1 虫歯部分に薬をつけ30秒待つと、虫歯部分が溶けて柔らかくなる。
2 その柔らかくなった部分を専用の器具で掻き出せば、虫歯部分が簡単に除去できる。
【治療費】
5,000円から10,000円程度(保険適用外)

※ドリルの嫌な音や痛みがない
※健康な歯を最大限に残すことができる
※虫歯(象牙質)にだけ反応するので、健康な歯(エナメル質)が溶ける心配はない
※ただし、象牙質を通り越して神経にまで到達してる虫歯にこの薬を塗ると、神経にも影響を及ぼしとても痛いので注意。比較的初期から中程度の虫歯で有効。

◇最新治療2 セレックAC◇
その場ですぐ被せモノができる最新機器
【治療工程】
1 口の中を特殊なカメラで撮影。すると歯の形が精密な3D画像にな
る。(歯型をとる必要がない。)
2 3D画像を基に、最適な被せモノの形をコンピューターが計算し、自動的にセラミック素材を削り始める。
3 待つこと約15分。被せ物が完成!これを歯に被せる。
【治療費】
歯科医院によって幅があり、まったく違うそうなので事前にご確認下さい。

◆1人あたり1年間で使用する歯ブラシの平均本数◆
●日本 1.7本/年
●歯のケアの先進国・北欧 20本/年、
※歯ブラシの耐久性の問題ではなくて、たくさん磨くため
◆磨き残し危険スポット◆
利き手側の前歯と奥歯の境目
⇒ちょうどその位置で歯ブラシの角度を変えるため持ち直すので、磨かないまま飛ばしてしまっている可能性が高い。

◆磨き残し予防策◆
1 しばらくの間、歯磨き粉を使わない!
歯磨き粉を使うと泡が出ることで磨いた気になってしまうので、疎かになりがち。正しい磨き方が身につくまでは、歯磨き粉を使わずに意識しながら磨いた方が良い。

◇最新チェック剤 プラークチェックBR◇
新しい歯垢(3日以内のモノ)は赤色、古い歯垢(3日以上のモノ)
は青紫色に反応する。
◆日本人の歯周病の割合◆
●小中学生の約4割
●30歳以上の人の約8割
⇒歯周病か、もしくはその予備軍

◆歯周病がリスクを高める病気◆
脳卒中・心筋梗塞・狭心症・がん・糖尿病・早産・低体重児出産
※出典 ノースカロライナ大学歯学部、九州大学医学部、インペリ
アルカレッジロンドンの発表より


◇最新治療3 エルビウムヤグ◇
歯周病菌を短時間で殺すレーザー。知覚過敏にも有効
【治療工程】
1 レーザーを歯周病で炎症を起こしている歯と歯グキの間に一瞬当てるだけ。ほとんど痛みなし。
【治療費】
数百円(今年の4月から保険が適用)


◆最新!アロマオイル入り歯磨き粉◆
アロマオイル「マヌーカ」が歯周病菌を減らすのによい
【販売価格・場所】
7,000箇所の歯科医院と一部のドラッグストアで販売
1本1,000円強


◆歯周病 予防POINT◆
1 栄養が偏った食事をしない(ビタミンCが不足すると歯周病のリ
スクが高まるため)
2 硬いモノを食べる(唾液には抗菌作用があるため)
3 口で息をしない(口が乾燥すると歯周病菌が増えやすいため)

◇最新治療 エムドゲイン◇
細胞を甦らせる力がある特殊なたんぱく質。
歯周病の炎症を起こしている部分に塗ると歯茎が健康な状態に戻りやすい。
この治療はバイオリジェネレーション法という。
【治療費】
約10万円から20万円

◇最新治療4 歯牙冷凍保存◇
親知らずや矯正などで抜いた自分の歯を冷凍保存して再利用する方法 ※実際の歯の先には、歯根膜(しこんまく)という歯と骨をつなぐ役割をする細胞がついている。
この細胞があれば拒否反応はでにくい。最近になって冷凍保存する技術が開発された。
【治療費】
20年間の保存で、12万8.000円
※現在、全国200か所の歯科医院で歯の冷凍保存が行われている。※最近では、人工の歯をうめこむ、インプラントの治療も進化しているので、よく検討してから治療をうけてください。

日テレ「DON」
http://www.ntv.co.jp/don/contents02/2010/10/2010.html

特集へ戻ります

 




ダヴィンチの魅力|手術支援ロボット「ダヴィンチ」徹底解剖

早期の社会復帰をサポート患者に優しい低侵襲治療

患者さんの負担が少ない低侵襲の術式として導入された鏡視下手術(腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術)などの特長を活かし、ロボット機能を付加したことで、従来不可能とされていた角度からの視野の確保と、鉗子の自在で細密な動きを可能にしたのが「ダヴィンチ」です。

その優れた技術と操作性は患者さんや医師にとっても大きなプラスの作用をもたらします。

◇ 患者さんに優しい「ダヴィンチ」手術

術後の痛みが少なく、早期の社会復帰が可能

「ダヴィンチ」手術は、鏡視下手術と同様に患者さんの体に小さな穴を開けて行う、傷口が小さい低侵襲の手術です。

この術式は出血量を極端に抑え、術後の疼痛を軽減、機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避など、さまざまなメリットがあります。

メリット1:術中の出血量が少ない

開放手術と比較すると、極めて少ない出血量。術中に輸血が行われた例はほとんどありません。

メリット2:傷口が小さい

患者さんの皮膚を切開する傷口は、鉗子を挿入する8~12mmほどの幅で、最大で6カ所です(術式によって異なります)。

メリット3:術後の疼痛が少ない

小さな傷口のみで行われる手術なので、皮膚や筋肉を切開した痛みはほとんどありません。

メリット4:回復が早い

傷口が小さいため、術後の回復が早い傾向にあります。開放手術よりも1週間以上も入院期間が短縮されたり、初期の子宮体がんの手術であれば約3日で退院できる場合もあります。

メリット5:機能の温存が向上

鉗子の操作性が格段によくなり、細密な動きによって機能が温存できる可能性が期待できます。

◇ ダヴィンチの優れた機能

「ダヴィンチ」手術は鏡視下手術の発展型

「ダヴィンチ」手術は、これまでの鏡視下手術にロボットの機能を組み合わせて発展させた術式。

内視鏡カメラとアームを挿入し、術者が3Dモニターを見ながら遠隔操作で装置を動かすと、その手の動きがコンピュータを通してロボットに忠実に伝わり、手術器具が連動して手術を行います。

◇ 医師の負担を軽減する優れたロボット

遠隔操作で、術者の負担も減少

手術を担当する医師はサージョンコンソールと呼ばれる機械に座り、患者さんに触れずに遠隔操作によって手術が行われるのも「ダヴィンチ」手術の大きな特長です。患者さんに触れることがないため、術着なしでの手術が可能です。

またこれまでは医師が無理な体勢を強いられたり、立ったまま長時間の手術が行われてきました。しかし「ダヴィンチ」手術では、そうした医師の肉体的な負担も軽減できます。
加えて手ぶれを防止し、突発的な動きを制御する機能が医師のメンタルをサポート。術者にかかるストレスが軽減され、より確実な手術を行えます。

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/davinci/charm/index.html

◆ 手術支援ロボット「ダヴィンチ」その2

◇ ロボット支援手術

サージョンコンソール

手術医療の世界において、手術機器の開発は止まることなく現在も進んでおり、そのひとつがRobotic Surgery ロボット手術である。

現在、最も市場に普及しているロボットは、内視鏡下手術支援ロボットといわれるda Vinci Surgical System(Intuitive Surgical, Inc.、以下、da Vinci)である。

2012年12月において世界では2585台、本邦では87台が納入されており、現在も泌尿器科領域や産婦人科領域を中心にさらに急増している。

da Vinci支援下手術では、執刀医はサージョンコンソールという、いわばコックピットで手術を行う。ビューポートをのぞき込み、三次元表示モニターを見ながら、手では2本のマスターコントローラーを、足ではフットスイッチを操作することによって手術を行う。

ペイシャントカート

実際に手術を行うのはda Vinciのペイシャントカートである。ペイシャントカートは、サージョンコンソールより発せられた執刀医の指示を忠実に行う。

ペイシャントカートには専用カメラの装着アーム1本と、da Vinci用の鉗子の装着アームが2または3本ある。da Vinciの鉗子は多関節の高性能鉗子で、さまざまなタイプの鉗子や尖刀などが準備されている。

また、術者の手と鉗子の動きの縮小倍率を調整することができるスケーリング機能や、術者の手の震えを除去できる手ブレ防止機能がついている。

このda Vinciを用いると、腹腔鏡下手術の弱点である鉗子動作の制限や二次元での操作などといった問題点が克服でき、より安定した精度の高い手術が可能となる。

◇ 当院におけるda Vinci支援下手術実績

当院における2009年1月~2013年3月に行われたda Vinci支援下手術は、消化器外科で271症例、泌尿器科で264症例、呼吸器外科で27例、婦人科で10症例行っており、本邦トップレベルの手術件数である。

当院では、このような利点のあるda Vinci支援下手術を広く患者様に提供していきたいと考えている。しかしながら現状の問題点としては、前立腺手術以外には保険適応がなく、現時点では自費診療としてのみ行っており、患者様への負担が大きい。

当院では全国または世界をリードし、今後もさらに症例数を重ね、da Vinci支援下手術の利点をより明確にし、多くの患者様にこの手術手技が提供できるよう努めている。

◇ ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター

急速に普及が進む手術支援ロボット「ダヴィンチ」において、外科医の基本操作や技術の向上を目的に開設された訓練施設。

2012年4月に本学内にオープンしたばかりの新しい施設で、上部消化管外科の宇山一朗教授がセンター長を務めています。臨床と結びついたトレーニングセンターとしては日本初となり、全国から多数の医師が訪れ、技術向上のため日々研鑽を積んでいます。

施設では、ダヴィンチの基本操作を学ぶとともに、藤田保健衛生大学病院の手術見学も可能です。

将来的には、基礎コースの修了者を対象に、さらに高度な技術を習得できる上級コースを設置。日本におけるロボット手術の普及や発展に寄与する中心的な役割を担うべく整備を進めています。

http://www.fujita-hu.ac.jp/HOSPITAL1/advanced-medicine/da-Vinci/index.html

特集へ戻ります

 




『味覚と声を保つ舌癌小線源治療』

【はじめに】

昨今のがん治療の場では治癒のみでなく治療後に社会復帰したときにより高い生活の質(QOL=Quality of Life)をはっきりと言葉で望まれることが多くなってきています。そのような風潮も受けて、ようやく日本でも欧米に遅れること半世紀、半数近いがん患者に何らかの放射線治療が行われるようになってきました。

筆者は30年以上に亘って舌癌の小線源治療をひたすらやってきておりますが治療の現場では会話や味覚、咀嚼や嚥下、そして美容など治療後QOLへの改善欲求が年々強くなってきていることをひしひしと感じています。

しかし外科手術や遺伝子治療、IMRT(強度変調放射線治療=intensity-modulated radiation therapy)など新しい治療法が注目を浴びることはあっても治療後のQOLという点では決して劣ることのない小線源治療が大きく取り上げられることはこれまで殆どありませんでした。

 舌癌の治療ではIMRTや重粒子治療などのいわゆる最先端放射線治療でも治療後の口腔乾燥、下顎骨や粘膜、嚥下機能などの障害を完全には避けられず、治癒率も決してよくありません。

それに比べて小線源治療は古い治療法でありながら、同治療法にとって大きな欠陥であった下顎骨骨髄炎は放射線防護のスペーサで克服され、局所制御やQOL維持についてもコンピュータによる線量分布図作成から至適線量が求められるようになって大きく向上し、他の最新治療法に劣らない結果が得られるようになってきています。

さらに加齢や心身合併症などでPS(活動指標=performance state)が悪く全身麻酔下根治手術などができない舌癌患者でも小線源治療は唯一無二の根治治療法ともなってきています。しかし発生頻度も低いことから多くの患者が集めることが難しく病院経営に資することの少ない治療に病院幹部や放射線腫瘍医が魅了されることは少なく、日本では我々の施設に全国からの患者が集中しているのが現状です。


【舌癌の小線源治療】

 日本では口腔癌が年に約6,000例発生し、そのうちの半数の3,000例が舌癌とされています。舌は血管豊富な筋肉を中心とした軟組織からなっている上に、舌粘膜も口腔粘膜の中では放射線に対して丈夫なので舌癌は最も小線源治療が適した部位となっています。日本で診断される舌癌の半数は頸部リンパ節転移が無い最大径4cm以下のI・II期なのですが、この時期の舌癌は小線源単独治療でほぼ障害もなく90%以上の確率で治癒できています。

私どもでは3種類の低線量率(放射性金粒子、イリジウム-192、セシウム-137)線源の中から最適の線源を選んで小線源治療を行っています。患者には歯科診察用の椅子に掛けてもらい、局所麻酔を行い術前診察で予め計算した通りに線源を挿入します。

局所麻酔ですので患者さんとお話をしながらの線源刺入です。刺入後は予め作ってもらっている下顎を防護する義歯(スペーサ)を嵌めてもらい、隔離病室に4~7日間入院してもらいます。

イリジウムピンやセシウム針治療では刺入後に線源位置をレントゲンで撮影し、実際の線量分布図を作成、70Gy(グレイ)の予定線量に達したとき線源を抜去して退院となります。半減期が2.4日の放射性金粒子は2mm大の小さな永久刺入線源ですので抜去することなく4~6日後に放射能が減衰するのを待ち、退院となります。

イリジウムやセシウム線源での治療では刺入中は経管栄養となりますが、放射性金粒子治療では会話も口からの食事もできます。一時刺入治療でも永久刺入治療でも刺入局所のみに、刺入10日目位から放射線口内炎が始まり3週位でピークとなりますが、局所のみの口内炎ですので食事が出来なくなることはありません。

舌癌でも年齢によって治療成績が異なり、高齢者では小線源治療での成績が悪いとする報告もありましたが、世界で最も経験の多い施設である我々の治療の分析では高齢者と若年者間に差は認められませんでした。

また口腔癌には白板症、紅斑症、扁平苔癬などいくつかの前がん病変と考えられる病態があります。前がん病変として一番知られている白板症では口腔の粘膜が白く厚くなっています。白板症を母地とする舌癌では最初は表在性となりやすく、粘膜下へ深く浸潤することが少なく、頸部転移も少ないため治療成績も良くなっています。

舌癌では腫瘍長径や腫瘍厚さ、浸潤傾向などが小線源治療での局所制御と関連が大きいとされています。ただ、同じ腫瘍厚さといっても外向性舌癌は治療成績が良くなっています。浸潤型舌癌では小線源治療後の続発性頸部リンパ節転移の頻度が多くなるためどうしても最終的な治療成績は下がります。


【小線源治療で舌癌の治療成績を上げるために】

舌癌小線源治療では症例と長期生存例が増えるとともにこの治療で成績を下げていた要因がいくつか明らかになってきました。その要因の大きなものとして続発頸部リンパ節転移と上部消化管/気道の重複がんの二つ、小さな要因として放射線誘発がんがありました。

リンパ節転移がX線外部照射で消える割合は手術の半分以下の30%前後となりますので頸部リンパ節転移の治療成績は出来得る限り手術を選択するようになってきました。舌癌頸部リンパ節転移にたいする予防的頸部廓清手術や予防的頸部照射へのはっきりとしたエビデンスの報告はこれまでのところありません。頸部リンパ節は転移のバリヤーとなっていることから頸部リンパ節転移前にいきなり肺転移はないことも判明いたしました。

また舌癌小線源治療での放射線誘発がんについても治療経験が増えるとともに詳細が判って参りました。舌癌治療後での放射線誘発がんの頻度は10年後に1.6%、その後も少しずつ増えております。そして、放射線治療誘発がんの組織型はその80%が扁平上皮癌で、その他の肉腫は20%となっていました。放射線誘発がんへの治療では放射線治療では障害の頻度は高くなることもあり、可能な限り手術が施行されますが、手術による治療成績=生存率は病期が同じなら新鮮な舌癌の治療成績と変わらないことがわかってきています。


【舌癌治療での治療後の生活】

頭頸部癌の大きな手術の後には美容/機能上のみならず精神的にも生活の質の悪化/抑圧があり、社会生活面での意欲低下も著しいとする報告が少なくありません。また最近の過激なまでの化学放射線治療でも治療成績が向上してきた反面、手術と術後照射との併用治療に劣らず治療後に長く機能や心理面での質低下が継続する
とされています。

小線源治療での治療後QOLの推移はこれら手術や化学放射線治療とは大分異なっています。治療中の肉体的/精神的な問題は軽度であり、治療後も高めの生活の質が維持されることが殆どです。放射線粘膜炎も病変治療部位のみに限られるため治療終了後はずっと食事の経口摂取が維持され、味覚低下も数カ月で回復してゆきます。


【全身状態の悪い患者への小線源治療】

 小線源治療の最大の特徴に局所麻酔での線源挿入が可能な点があります。高齢(75才以上)、全身麻酔不能な重度の臓器(心、肺、脳)疾患、制御困難な糖尿病、活動性の重複癌、PS:3以下、精神疾患のいずれかを有する患者を手術がしにくい条件の悪い(プアリスク)患者という風にまとめてゆくと我々の施設では小線源治療患者のほぼ1/3(36%)をプアリスク患者が占めるようになってきています。

これまでのところ、これらのプアリスク患者での小線源治療後の生存率はそれ以外の人に比べて有意に低くなっていますが、予後が悪くなる主な原因は頸部リンパ節転移と局所再発の救済治療へ手術ができなかったことによるものであり、原発巣自体の局所制御率はプアリスク患者以外と差は認められませんでした。今後はこれらの患者にも局所麻酔での縮小手術と術後放射線治療などの併用による予後向上への方策がいろいろ検討されています。


市民のためのがん治療の会
http://www.com-info.org/ima/ima_20101013_shibuya.html

特集へ戻ります

 




血液がんワクチン

ご自身の血液でワクチンを作る治療

内科医は長年にわたり、患者さん自身の免疫システムを使い癌を拒絶することを考え続けてきた。内因性の抗腫瘍免疫反応は、すぐれた腫瘍特異性、低畜性、また免疫学的記憶という現象の永続性を秘めている。

さらにがんワクチンは、手術、放射線、化学療法という標準治療にプラスすることができる魅力的な 補助治療でもある。

Lasalvia-Priscoとそのグループは、進行癌の治療に対し、自己動脈血液を用いた新しいがんワクチンの 臨床トライアルを報告している。

よく同定されたがんワクチンは腫瘍抗原、例えばペプチドベース、 蛋白質ベース、そしてプラスミドDNAワクチンを含む。これらのワクチンは比較的容易に製造でき、明確なターゲットを持ちまた安全性も兼ね備えている。

ただこのワクチン単独では完全ながんの拒絶は不可能であり、また治療に耐性化したがん細胞が増殖してくる。がん細胞の各種治療に対する耐性化は、非常にやっかいな問題である。

がん細胞の急速な増殖に伴って起こるがん細胞の変異とともにがん細胞抗原が変化してしまうことが耐性化・エスケープの原因と考えられている。

しかしながら非常に重要なことは、患者さんの血液自体がこのワクチンの作製材料である為、最新のガン抗原(動脈血に存在するがん細胞由来の抗原)を反映するがんワクチンを、何回も繰り返して作れる という利点である。

つまり耐性化したがん細胞に対して、もう一度それに対抗するワクチンが作れるという点なのである。このがんワクチンに反応したがん組織の病理学的所見は、間質細胞の著名な増加、CD3+ Tリンパ球の浸潤が特徴的である。

抗腫瘍効果に関しては下記の様に考えられている。

抗腫瘍効果

1.がんワクチンは投与後、数週間して効果がはっきりしてくる
2.効果は乳癌・大腸癌・卵巣癌・前立腺癌・膵癌に限らず、すべ
ての固型癌に起こる
3.効果は転移しているがんで認められており、化学療法耐性のス
テージでも有効とされている
4.がんワクチンは1週間に1回の投与である

血液がんワクチン | 癌(がん)免疫治療、温熱療法の乾がん免疫クリニック
http://inui-cl.com/waku.html

特集へ戻ります

 




神の手に医療技術はどこまで近づけるのか

最新ハイテク手術の進化を追う

難易度の高い手術が得意な名医は、時に「ゴッドハンド」(神の手)などと呼ばれるが、最新の医療テクノロジーは、医師をアシストし、誰もが神の手になれることを目標に進化を続けている。

これまで一部の名医以外には執刀不可能だった症例が、多くの医師の手によって手術可能になれば、それは病に苦しむ人にとって、夢の技術といえるだろう。

ここでは、手術用ロボットや医療用ナビゲーションシステムなど、人の生命を救う最先端の医療技術とその動向について、解説する。

患者の負担を小さくできる手術ロボット「da Vinci」

手術をアシストするテクノロジーとしてまず紹介したいのが、ロボットである。そのロボットとは、人間の手よりも遙かにコンパクトなハンドを備えたロボットアームによって、患部の切開を最小限にとどめられることを特徴としている。

医師が手で行うよりも、より低侵襲な手術が可能になり、患者の負担が小さいことが利点だ。

ロボットといっても自動的に動くわけではなく、医師がカメラの映像を見ながらリモートコントロールする。つまり、医師の腕の代わりをロボットが担うわけだ。

そんな、手術ロボットの分野で世界に最も普及しているのが、「da Vinci」(ダ・ヴィンチ)である。ダ・ヴィンチは、1999年にアメリカのIntuitive Surgical社によって開発され、2006年には2世代目となる「da Vinci S」が、2009年には最新モデルの「da Vinci Si」が登場した。

ダ・ヴィンチは、ロボット部と操作を行うコンソール部、助手用のモニターなどから構成されるシステムであり、ロボット部には、3本のアームと1本のカメラが装着されている。

アームの先端には、鉗子やメスなどを取り付けることができ、医師は、ロボット部とケーブルで接続されたコンソールに座り、ディスプレイに映し出される3D画像を見ながらアームを操って、患部の切除や縫合などを行う。

また、操作している医師以外のスタッフは、助手用のモニターを見ながら手術をサポートすることができる。

Telescope Magazine
http://www.tel.co.jp/museum/magazine/medical/121012_topics_02/

特集へ戻ります

 




現代の歯科医療の問題点

病気を完全に治せていない従来の歯科医療

歯科における2大疾患は虫歯と歯周病です。虫歯や歯周病は余りにもポピュラーな為、それに罹患したとしても重度な場合を除いて、それ程思い悩まれる方は比較的少ないように思います。

虫歯になったら、または歯周病に罹ったら、治療すれば良いと思われる方が多いのではないでしょうか。

かぜ、頭痛、腹痛、小さな怪我など日常で起こる疾患の大半が医療機関を受診する事でほとんど完全に治癒します。言い換えれば、治ると言う事は病気になる前と同じ状態になるということです。

しかし虫歯や歯周病は一度発症すると極早期を除いて自然治癒は望めないばかりではなく、たとえ歯科医院を受診し最新の医療を受けたとしても完全に元の状態には戻せません。
虫歯であれば罹患した所を削り、金属や樹脂などを詰めて終わりとなります。また歯周病で失ってしまった歯を支える骨を元の状態に戻すのは特別な条件が揃った場合以外は不可能なのです。

今までの歯科治療は、なぜその病気があなたのお口に発症したのか、その原因に対するアプローチをすることなく、結果として起こってしまった虫歯や歯周病の後始末を行い、病気の進行を止めるあるいは遅らせることで、診療が終わりとなっていました。

つまり治療という名の下、原因にアプローチする事なく、あくまで処置を行っていたにすぎなかったのではないでしょうか?

極端な言い方をすれば、従来の歯科医療は病気を完全に治せていなかったと言えるかも知れません。たとえば、虫歯を例に取ると、多くの場合、初めは小さな虫歯の修復処置(詰め物)からはじまったのではないでしょうか?

そして暫くすると、その詰め物が外れたり、詰め物のまわりに新しい虫歯が出来てしまい、そのやり直しが繰り替えされ、そして何度目かの治療で神経を失い、大きな被せものになり、その歯が抜かなくてはならない状態となり、ブリッジを入れ、義歯となっていくという悪い循環に入っていく人達が多くいるという考えがあります。

もちろん治療学や材料学の進歩により治療のクオリティは格段に上がってきており、この循環を遅らせるあるいは止める事が可能になってきていることは間違いありません。

しかし、そのようなクオリティの高い治療をうける為には時間、費用等の問題が無いわけではありません。ひとつの考え方としてミニマムインターベンションというコンセプトがあります。

これは、私達が行っている虫歯治療は不可逆的な侵襲を加えている(元の状態に戻す事の出来ない行為を行っている)ことが多い為、治療に際しては必要最小限の侵襲をしましょうというもので、基本的にとても良いコンセプトですが、修復治療(削って詰める治療)であることに変わりはなく、不可逆的な侵襲を加えていることに変わりはありません。


もう一つの病気である歯周病治療においても、近年再生療法に注目が集まっていますが、条件が整った場合に有効な手術法や薬品は存在するが確実性に欠けると思います。

もちろんかなりの歯周病に対して、進行をとめ、健康な状態を維持していく事は可能になってはいます。

また、医療機関のありかたも、日本の保険制度の上では、基本的に皆様が病気になって、患者さんという状態になってはじめて、診断、治療を始めなくてはなりません。

極端な言い方になってしまいますが、皆さんが患者さんという不幸な状態になって初めて成り立つシステムと言えるのではないでしょうか?

予防先進国では、虫歯も歯周病もまれな疾患になりつつあるともいわれています。はたして私達の国の現状はいかがなものでしょうか?


日本の現状

いわゆるベビーブームの子どもたちが小学生だった昭和30年代から40年代の時期、歯医者さん不足が大きくクローズアップされました。

子供達にひどいむし歯が多く、歯科医院では順番待ちで、なかなか治療が受けられない。「むし歯の洪水」と騒がれた時期がありました。

世界的に同じような現象が起こっていたのですが、この問題を解決するのに大きな分かれ道がありました。

ひとつが、病気をなくす、もうひとつが、治療する人を増やすという選択でした。
北欧では病気をなくす方向を選びました。

その結果、すでに約20年前には、予防医療に科学的な事実が積み上げられ、国と国民と歯科医師のなかに合意が形成され、医療から保険制度まで予防の方向に転換していったのです。

この時期に日本がとった選択は、別のかたちでした。病気を積極的に治す為に歯科医師の数を増やしたのです。

昭和40年ごろから歯学部、歯科大学を次々に新設していきました。結果として、病気を防ぎ、原因を治すことは無視され、後始末の治療に全精力が注がれることになりました。
その結果として現在、20歳の日本人は、むし歯の経験が一人平均9.2本あります。

一方、病気をなくす(予防)の道を選んだスウェーデンは、30年くらい前は日本とたいして違いがなかったのですが、毎年のように数が下がり、1999年には、4本以下。

ずいぶん大きな差になってしまいました。そして、1本もむし歯のない人は、日本では25人に1人、スウェーデンでは5人に1人という状況です。

極端な表現かもしれませんが、「歯科医は増えた、そして、ムシ歯もふえてしまった。」という事ではないのでしょうか?歯科医師過剰問題もとりただされてしまっています。
現代の日本の歯科医療は、大きな曲がり角にあるように思えます。

歯科医院の経営環境は年々悪くなっているといわれているなか、よりよい医療を目指し、患者さんのことを真に考えようとする歯医者さんが出てきています。

それが予防を中心とした歯科医療(私達の目指す、健康創造型歯科医療)であり、収入を保つために「削って、詰めて、お金をもらう」治療に走る歯医者さんに、ならないようにしたいものです。

パッチ アダムス先生のお話を聞く機会がありました。その時、先生は「精神病医のいないところに精神病患者さんはいない」と言われていました。

何とも複雑な心境になりました。


将来の展望は?

ある調査によると、修復処置(ムシ歯の治療)の2/3は再治療で、世界中で行われている再治療の総額は10億ドルにも及ぶといわれています。これは、本当に必要な治療が行われた結果なのでしょうか?

そして先程述べたように、小さな修復処置からはじまり、そのやり直しの繰り返し、そして抜髄(神経を取る治療)、クラウン(大きな被せもの)、ブリッジ、義歯となっていく。

いま私達が出来ることは、この歯科治療の悪循環に一人でも多くの人を入れないようにし、この流れに入らざるをえない人達に対して可能な限りその流れを遅くすることだと思っています。

EBM(エビデンス ベースド メディスン)が注目されています。科学的根拠に基づいた医療を目指すことは大切です。私達は、一度侵襲を受けた歯が適切なコントロールを離れると不幸な状態になることを充分に経験し、その根拠も持っています。

この根拠に基づいて患者さんにアプローチしていくことが、健康創造型歯科医療だと位置付けています。

私達の日々の診療のほとんどを占めるムシ歯も歯周病も完全な治癒が望めない現在は、その事実を患者さんに充分説明をして理解を得ることが大切なのではないでしょうか?

将来、ムシ歯や歯周病が内科的に完全にしかも簡単に治るようになる日が来るまでは、予防的なアプローチは必要不可欠であり、私達の診療の大半を占めることは明らかです。

現在当院では、担当を持っている歯科衛生士は多数おりますが、そのアポイントはかなり先まで入っている状態です。

将来的には担当を持てる歯科衛生士の数がもっと増え、病をもった患者さんの来院が減少して、ほとんどの方が健康な口腔の維持、安定、向上のためにお見えになっていただけるようになって欲しいと願っています。

私達は当院にいらっしゃった患者さんに「いまのところ、私達歯科医師は虫歯も歯周病も完全には治せないんです。」そして「将来、虫歯や歯周病が内科的に完全にしかも簡単に治るようになる日が来るまでは、予防的なアプローチをさせて頂くことが大切だと考えています。」とお話しています。

馬見塚デンタルクリニック
http://www.118.md/b_about/l

特集へ戻ります

 




顕微鏡診療

最新の手術用顕微鏡を入れ治療効果を高めました。

以前から脳外科や、眼科、形成外科、心臓外科等の細かい手術に手術用顕微鏡が使われてきましたが、最近になってやっと歯科でも手術用顕微鏡が使われるようになりました。

先日ハワイの学会でも公表されましたが、アメリカでは、治療効果を上げるために手術用顕微鏡の導入が進んでいて、歯の神経の治療をする専門医の95%が使っているとのことです。
手術用顕微鏡は次のような症状の歯の処置をするときに使用します。
1.歯の神経の治療(歯内療法)の時
2.ムシ歯の穴を削る治療の時
3.歯石を除去する時
4.冠や詰め物の細部を調整する時

1. 歯の神経の治療(歯内療法)の時
今までの歯の神経の治療は暗いトンネルのなかで手探りで治療しているようなものでした。照明のついた顕微鏡のおかげでトンネルの中が明るくなり患部を4~20倍に拡大して見ることができ、感染源や異物の除去がとても容易になりました。

2. ムシ歯の穴を削る治療の時
ムシ歯の穴の大きさはせいぜい1~5mm位のものです。これを顕微鏡で診ますと、それが、4~20mmもの大きさになり、明るく大きくみえるので、ムシ歯の取り残しや、削りすぎになることがなくなりました。

3. 歯石を除去する時
歯科衛生士が患者さんの歯石をとるときも、顕微鏡を使用します。特に歯肉の下にある歯石は、光が届かないので暗くて見にくかったのが、これからは歯石がはっきり見えるので、きれいに取れるようになりました。

4. 冠や詰め物の細部を調整する時
小さな詰め物や冠は、精密に加工される部分があり、当院には技工専用の顕微鏡があります。このほかプラーク(口腔内細菌)をチェックする、位相差顕微鏡と今回入れた手術用顕微鏡とあわせて3台の用途別の顕微鏡を使用して治療の効果を上げています。

参考:http://www.media-21.com/NDC/html/kenbi.html

特集へ戻ります

 




オゾン治療(ヒールオゾン)

●オゾン治療(ヒールオゾン)とは

オゾン治療(HealOzone、ヒールオゾン)は虫歯の新しい治療方法です。従来の治療法では、ドリルで虫歯を削り取っていたため、音や振動が不快なものでした。

オゾン治療では、ドリルを使用しない削らない虫歯治療法で、オゾンの高い殺菌力を利用して、虫歯の殺菌をおこなうことにより治していきます。毒性の高い「オゾン」を使用しますが、安全性に関しては問題はありません。

虫歯の部分を削らないで殺菌して治療するという方法は、「3Mix法(スリーミックスほう)」と同じですが、オゾン治療ではオゾンを使うのに対し、3Mix法では薬を使用します。

また、似たような治療法で「カリソルブ」がありますが、カリソルブは虫歯を薬で溶かしていきます。「ドックベストセメント」は銅の殺菌力で虫歯を治します。

●オゾン治療(ヒールオゾン)の利点

治療の痛みが少ない。

歯を削る量を少なくできます。

歯の修復(再石灰化)を促進することがあります。

世界的な歯科メーカー「カボ(KaVo)」が製造、販売しています。

●オゾン治療(ヒールオゾン)の欠点

適応症は限定されたものとなります。小さな虫歯(2mm以下)にしか適応になりません。

新しい治療法のため、健康保険適応外の治療法となっています。

新しい治療のため、日本国内の臨床データや実績がほとんどありません。

安全性や効果の問題から、使用に反対する歯科医師もいます。

●カリソルブ、3Mix法との違い(虫歯治療)

オゾン治療と同様に歯を削る量を少なくできる虫歯治療(削らない虫歯治療)として、3Mix法、カリソルブ、ドックベストセメントがあります。

オゾン治療 カリソルブ 3Mix法
 最適応症 比較的小さな虫歯 比較的大きな虫歯
 虫歯の治療方法 オゾンで無菌化 薬で溶かす 薬で無菌化
 ドリル(虫歯の除去時) 使用しない※1 使用
 厚生労働省 未認可 認可 未認可
 治療費用 かかる(保険適応外) かからない※2

※上記はおおよその目安です。虫歯の状態等によって治療内容は変わります。
※1 まれに使用することがあります。
※2 3Mix法の費用はかかりませんが、つめ物の費用等はかかります。

当クリニックは、カリソルブ、3Mix法、ドックベストセメントによる虫歯治療はおこなっていますが、オゾン治療はおこなっていません。

国内の論文が殆どなく効果や安全性に確証が持てないこと、大きさが2mm以下の小さな虫歯にしか適応とならないこと(メーカーによる)、機械の修理や点検が日本でできず事故や不具合が生じた時に対処できないこと、現在(2011年末)国内で販売されておらず個人輸入しなければならないことから、当クリニックでは現在のところ導入を見送らせていただいております。

●オゾンを使用したその他の治療 オゾンナノバブル

オゾンナノバブルとは、強い殺菌力を持つオゾンの超微細な泡を含んだ水のことをいいます。泡の大きさをナノメートル(1/10億m)レベルにすることで、通常のオゾン水に比べて、殺菌効果を長時間保つことが可能になりました。殺菌効果に優れるため、利用が広がりつつあります。

オゾンは殺菌力があることから、歯周病治療に有効であると考えられています。東京医科歯科大学がおこなった実験では、オゾンナノバブルを使用すると歯周病菌の活動がほとんどなくなり、歯周病菌に効果があったことがわかりました。まだ実験段階ですが、今後の成果が期待されます。

横浜・中川駅前歯科
http://www5.famille.ne.jp/~ekimae/sub7-154.htm

特集へ戻ります

 


医療に関するミニ知識 NO-5 NO-4 NO-3 NO-2 NO-1
全身の病気とお口の中の病気の深いかかわり


 

心ある歯科医は吠える(院長ページ) 院内活動 院外活動


 

ご案内地図&診療予定カレンダーご案内地図診療予定カレンダー
メール待ってまーす!
ご連絡は:フォームメールE-Mail!メール待ってまーす!
 電話(0463)-21-0792  FAX(0463)-23-7300

 

 ホーム 医院案内 診療案内 スタッフ Q&A 矯正歯科 
 心療歯科 メルマガ 衛生士レポート 掲示板 特集