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歯科芸術がいつの時代にも増して現実味をおびてきた

我々は、通称「歯のエステ」と略していっている。エステティックスはご存じのように「美学」あるいは心理学の領域では「美的情操の研究」という意味である。16世紀頃の理髪外科医であったチンチオ・ダマトの著者に「美粧医学」がある。

このdecorateにはデコレーションケーキのように飾りつけるという意味と、類義語として「それ自身は別に美しくない物(人)に装飾品をつけて美しくする」という意味がある。ノースカロライナ州立大学の保存科主任ヘイマンは、1990年シンガポールで開催された第78回FDI(国際歯科大会)で、「審美修復歯科の芸術性」と題して講演を行っている。

その中に「歯科医は歯学一生物学の問題を分析し、診断、処置する科学者であると同時に、ずっと昔から、一つひとつの修復に機能的かつ審美的な姿(shapes)と形(forms)をつくりだす真の職人でもあった。実際には歯科の全分野はある程度の芸術性を含んでいるが、恐らく、歯科の一構成分野で、審美歯科ほど芸術的要素を重視したものはなかった。多数の新しい審美修復歯科材料と技術の進歩と開発を通じて、歯科芸術は今日、いつの時代にも増して現実性をもつものとなった。」

芸術は「音、色、形、動き、または他の要素を美的感覚に訴える方法で意識的に生産またはアレンジされるものである。とりわけ絵画的または造形的な美の生産である」と定義される。

最適な審美的結果を得るためにはいくつかの基礎的な芸術的要素が考慮されなければならない。保存審美歯科においては次のようなものが含まれるとヘイマンはいう。(1)姿または形、(2)対称と比率、(3)位置と配列、(4)歯面の性状、(5)色など、これらの芸術的要素の基礎知識をもち、それを理解する必要がある。

(出典 長谷川正康著、歯科の歴史おもしろ読本より)

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