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歯とことわざ

櫛(くし)の歯が欠けたよう:
一連のそろっているもの、とぎれることなく続いているものが、ところどころ抜けているさま。「櫛の歯が欠けたような寂しさを感じる」というように表現する。

櫛の歯をひくが如し:
人通りや物事などが切れめなく続くたとえ。「太平記」に「国々の早馬、鎌倉へ打ち重なって急を告げること櫛の歯をひくが如し」とある。

唇滅びて歯寒し:
唇と歯は互いに守り合う働きをしており、唇がなくなると歯は寒くなるということから、助け合う間柄にあるものの片方が滅びると、もう一方も危うくなるたとえ。「唇滅ぶれば歯は寒し」ともいう。

白い歯をみせる:
笑顔をみせ、心を許すこと、「白い歯は見せぬ」と、否定形で用いられることも多い。

象(ぞう)は歯有りて以(も)って其の身を焚(や)かる:
象は象牙(ぞうげ)があるために殺されるはめになるということから、持っている宝が、かえってわが身に害をなすたとえ。

豆腐で歯を痛める:
柔らかい豆腐で歯を痛める人はいない。あるはずがないことのたとえ。

猫の歯に蚤(のみ):
猫が身体のノミをとろうとしてしきりに歯でかもうとするが、めったにかみ当てないということから、不確実なこと、めったに成功しないことのたとえ。

恥(はじ)の名を掻(か)くに爪(つめ)ついず、勘当被(かぶ)るに歯欠けず:
恥をかくといっても、そのかく爪が減らず、勘当を食ったといっても、その食う歯も欠けないという意味。何をしてもされても、平気な顔をしている恥知らずで図々しい者をののしっていう。

目には目を、歯に歯はを:
目をつぶされたら相手の目をつぶし、歯を折られたら相手の歯を折るの意。やられたら、相手にも同じ仕返しをするということ。古代バビロニアの「ハムラビ法典」にある言葉。「新訳聖書」のマタイ伝ではキリストがこの考えを否定している。

日本には昔、「歯固め」という行事がありました。正月三ヵ日の間に、鏡もち、猪、鹿、押し鮎、大根、瓜などを食べて長寿を願ったのですが、この場合の歯には齢の意味もあります。歯を固めることが長寿につながるという知恵なのです。

また、「歯固め」というオモチャもあって、乳児がかんだりしゃぶったりして、歯茎を固めるのもです。歯が生えてくる前からちゃんと準備をさせるわけで、古人がいかに歯を大切にしたかがわかります。現在ではなかなかみられない行事やオモチャかもしれませんが、こういった心は受けついでいきたいと思います。

参考資料:「人生は歯で決まる」(株)日本地域社会研究所

 

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