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小児歯科のはしりの人々

小児の歯科治療の歴史をひもとくと、やはり近代歯科医学の鼻祖であるピエール・フオシャールにつき当たる。

なぜならば、彼の著書『外科歯科医』の中に乳歯の処置が書かれているからである。齲蝕のために乳歯に堪えがたい痛みが起こっても、抜歯の必要に絶対的に迫られていない限りは、決してこれを抜歯してはならない。

なぜなら幼児の顎骨は薄弱で、しかも乳歯の歯根は時としてかなり強く固植しているからである。

よって、これの抜歯に際しては、歯槽を傷害し、歯槽の一部を除去し、乳歯の下層にある永久歯の歯牙に傷害を与えたり、破壊することがある。

また、時として、乳歯は絶対に永久歯と交換しないものがあるからであると述べている。

ジョンーハンターは、歯と顎の発育について研究し「The Natural History of Human Teeth」の中に発表している。

特に第二十六章では『胎児における歯の形成について』と題し、乳歯、永久歯の図版を入れて詳細に説明している。

一八七二年、ジョージア州アトランタのA・C・フオード(Ford,A.C.)は同州では有名な臨床小児科医であった。

彼を有名にした他の理由は西部劇で有名な「ドク・ホリデー」(John Henry Holliday)が、ボルチモア歯科医学校を卒業後、卒業後研修で診療に従事して、指導したのがフオードであったからである。

C・N・ジョンソン(Johnson,C.N. 一八九九年)は、永久歯の破壊や喪失を防ぐためには乳歯の治療が大切で、そのためには二〜四歳児の乳歯の治療をゆるがせにできないといい、彼を近世小児歯科の父と称える人もいる。

女性の歯科医であるM・E・ジョルダン(Jordon,M.E.一九〇九年)は、当時顧みられなかった小児の患者を専門に診療した。

一九二五年には「Operative dentistry for children」を出版した。アトランタのS.R.アトキソン(Athkinson,S.R. 一九一八年)、シアトルのH.C.プーケット(Pukett,H.C. 一九一九年)達は小児歯科の臨床専門医のパイオニアとて名高い。

参考:歯科の歴史おもしろ読本 長谷川 正康 著

 

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