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「嚥下機能の維持・改善」お口の体操を推奨

 「8020」は、80歳で20本以上歯を残しましょうという運動です。では、「9419」とは何の数字でしょうか。実は2008年の窒息による全国の死亡者数です。

 窒息による死亡は06年から交通事故を抜いて、不慮の事故死の原因の中で第1位になってしまいました。これは、高齢者数の増加と、口と嚥下(えんげ)の機能低下が主な原因と考えられています。

 食事中に汁物などでよくむせる方は要注意。食物の種類や形などを適切に選択することも大切ですが、食べて飲み込む機能の維持・改善も重要です。

 口や首の回りの筋肉を日ごろからよく使い、鍛えることが大事です。よく会話をし、よく笑い、よくかんで食事しましょう。

 歯科医師会では、機能改善のために、食事前にお口の体操を行うことを推進しています。

・「歯の神様」庶民の悩み物語る

 6月4日は虫歯予防デー。鹿児島県歯科医師会でも毎年、鹿児島市の松原神社で「歯の感謝祭」を開き、歯の神様として知られる平田純貞のお墓にお参りしています。このような歯に関係する神社・仏閣・石像などは、全国で300カ所くらい存在するそうです。

 歯の神様の信仰は、江戸時代中期ごろから始まったといわれています。当時は、今の歯科医にあたる「口中医」という療術者がいましたが、多くは殿様、武将、豪商など一部の権力者のお抱えで、一般庶民とは無縁の存在だったようです。

 では庶民は歯痛などをどう克服していたのでしょう。はり・きゅう、生薬などの民間療法もありましたが、多くは神仏に頼り何とかしのいでいました。各地に多くの歯の神様が存在するのは、庶民がそれほど歯痛などに悩まされていた証拠ともいえます。

・「麻酔注射」痛くない工夫さまざま

 病院に行きたくない理由の一つは注射ですね。歯科でも麻酔注射を怖がる人が多いです。痛みなく治療するために麻酔をするわけですから、まず、麻酔注射が痛くないようにさまざまな工夫が考案されています。

 代表的なものが、「表面麻酔」。針を刺し入れる粘膜表面を麻痺(まひ)させる薬を塗布する方法です。優しくゆっくりと麻酔液を注入するため、電動注射器を使う場合もあります。これは見た目にも注射器とは思えないような形になっています。

 最近では、極細の注射針のほか、針を使わず圧力で粘膜下に浸透させる方法、レーザーを併用する方法なども開発されています。

 しかし、これらのやり方でも、炎症が強い歯や歯ぐきでは、麻酔液注入による少しの圧力で痛みが増したり、麻酔が効きにくくなったりします。やはり定期健診と軽症のうちの受診が大切なのです。

・「口臭」舌苔に注意

 日常生活の中で、口臭が気になることがあると思います。口臭の主な原因は、歯周病、舌苔(ぜったい)、唾液分泌の減少、歯や入れ歯の清掃不良、むし歯などが考えられますが、原因の多くを舌苔が占めます。

 口臭の主な原因物質は、硫化水素やメチルメルカプタンといった揮発性硫黄化合物です。飲食物や嗜好(しこう)品による口臭は一時的なもので、やがて消えますが、病的口臭は原因を除去しなければ消えることはありません。まずは原因を知るために歯科医院に相談し、必要があればしっかりと治療しましょう。

 治療後は歯科医院を定期的に受診して口臭予防に心がけましょう。舌苔は舌ブラシを使って取り除くことができるので、日常のセルフケアにも積極的に取り組み、しっかりと磨くようにしましょう。人と話すときは、エチケットが大事ですね。

鹿児島県歯科医師会
http://www.8020kda.jp/webpat/newsview.php?mode=ld&cid=7&page=3

 

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